2012年3月13日火曜日

3.11メモリアルシクロクロス

あの未曾有の大震災から1年経ちました。


日本の歴史に刻み込まれることになった3月11日という日を忘れない為にも自転車乗りとして各地で様々なイベントが催されました。CRCとしては普段参加させていただいているシクロクロスにおいて3.11メモリアルシクロクロスが開催されましたのでいつものシクロクロスメンバーで参加してきました。このメモリアルシクロクロス、寄付先を「TOHOKU CX Project」とし、自転車乗りなら、自転車を使って東北を支援したいと思い「東北から元気を!!」を合言葉に頑張っておられるTOHOKU CX Projectさんを支援先に選んだとのことです。「元気な人は元気に活動していくことで支援していく」という気持ちが大切だと思います。日々出来ることを元気に過ごしていこうと全力でレースに参加させて頂きました。


さてそれでは今回のメモリアルシクロクロスのレースレポートです。


名古屋Circlesに6時30分に集合し7時前には出発できました、皆さん優秀♪

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ピカッと快晴、冬場の冷たい透き通った空気と共に晴れ渡った青い空の元、名神高速道路を一路西へ。

今回は東近江ということで今までで名古屋から一番近い会場ではないかと思います。さらに受付開始が9時からと言うことで7時出発でも(いつも6時や5時出発)十分に間に合う距離ですので名神高速80km/h巡航でのんびり西へと向かいます。彦根ICで降り彦根城の城下町を抜けると琵琶湖湖畔道路に出ます、そこから湖畔沿いに南下すること20分で到着します。

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スカっと晴れ渡った滋賀県は東近江ふれあい公園の河川敷広場に作られた特設コースが今回の会場となります。愛知川河川敷の為、風がものすごく強く冷たかったですが、日が差し時々ポカポカするほどの陽気でシクロ日和となりました。


CRCが参加するのは120分のチーム耐久カテゴリーになりますので開始はお昼12時過ぎから、それまでは各々のんびり過ごします。午前中は60分耐久ソロやキッズカテゴリーが行われていますので、応援にラインの勉強にコース内あちらこちらへ視察に行きます。そしてあれよあれよと言う間にお昼も過ぎ120分耐久の召集案内が聞こえてきました。

今回のチーム体制は

CRC/Hunter CX-Teamにおっち~と福澤さん
CRC CX-Teamに前川君とレイ
CRC CX-GirlsにSieちゃんとがっきー、彩ちゃんは体調不良でDNSでした。


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さてここで耐久レースですので選手交代が認められますのでそれぞれのチームごとに戦略が違います。CRC/HunterとCRC CXは3周交代で選手入れ替え、CRC Girlsは毎周回交代と自分たちで相談しながら戦略を考えます、それも耐久の面白いところですね。あまり1スティントを長めに取ると待機選手の身体が冷えたりする弊害も出ますし、交代ばかりだとタイムロスも大きく戦略は悩ましいところです。上の写真でわかるように出走選手は足首にセンサーを巻きます、コレがバトン代わりとなりゴール地点でセンサー感知により周回ラップを記録していきます。さらに平行してスタッフによるアナログカウント(声でゼッケンを読み上げる関クロスタイル)も平行して実施していました。後から聞いた話ですがラップセンサーが上手く取れていなくてアナログカウントと照らし合わせて当日内にリザルト発表していました。流石関クロのスタッフさん。


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スタートライダーは福澤さんとレイ、そしてがっきーの3名。なかなかのんびりしたスタートで召集がかかっても人がスタートラインに来ません、昨今の関クロではありえない(笑)


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ドカンと急斜面を登るセクションを越すがっきー。この斜面本当に急斜面です。


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ヌタヌタに耕された泥で四苦八苦なのに笑顔の前川氏、設定コースに一切の手抜きなし!


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ホームストレートは鬼のような向かい風の中を前傾で突き進む福澤さん。全然進みません。


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階段セクションを駆け上がるレイ君。ここの階段、スピードに乗って気持ちよくなった頃に現れ乗車して超えれない高さで、地味に脚に来るんです。


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こちらもガツンと登るSieちゃん。最初は登れなかったセクションも最後には登っていきました。周回数が通常のレースより多いので、だんだんコースに馴れる事が出来るのも耐久の面白いところです。

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アスファルトのストレートもあり、ここが唯一追い風&路面が軽くて脚が休める場所なのですが、スピードに乗ると40km近くまで加速で来ちゃうので抜きポイントになっており気が抜けません。


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そしてこの男、CRC応援隊長のハナムラ鼓動ヒデノリ氏、今回もジャンベを打ち鳴らし耐久中ずっと叩いてくれていました。子どもにも大人気で一緒に太鼓叩いている姿がレース中でも和んでしまいます(笑)


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「おぉ~い、ここで交代だよ~」

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選手交代の際にはピットで準備をして選手の到着を待ちます、見えてきたら大きく合図をしてピットに入ってもらい足のセンサーを付けかえ選手交代を行います。これがスムーズに行く時と手間取る時では意外とタイムロスが大きく交代の度に「今日はマネージャーが欲しい」とブツクサみんなで言ってました(笑)


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さて、あっという間の120分、のこり2秒ぐらいでゴールラインをスレスレで超えて+1周行ける前川氏、前を走るSieちゃんとゴール前で並び最終ライダーとして同時にゴール。見せ場を作ります。


あっという間の120分、思っていた以上に早く時間が過ぎました。
さて結果です。


CRC Memorial Cyclocross Team
3.11メモリアルシクロクロス 120分チーム耐久 出走42チーム

5位 CRC/Hunter CX-Team 21周回 Time2:00:55.361
25位 CRC CX-Team 19周回 Time2:04:18.975
38位 CRC CX-Girls 17周回 Time2:03:43.070

ちなみにトップは22周回でした。

レースも終わりしばらくすると、あの1年前の地震発生時刻の午後2時46分に1分間の黙祷を参加者全員で行いました。その後は表彰式を行い東北シクロクロスの主催者の方のお話があったりと進んでいきました。

3.11Memorial Cyclocross
最後に集合写真を参加者で撮り終了!っとここで今週末開催のFSCXも、がらぱさんよりしっかり宣伝して頂きフライヤーも瞬殺でなくなりました。みなさん遊びに来てくださいね。


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さてここで、いつもシクロクロス会場でお会いするツツミさんより滋賀名物のサラダパンの差し入れが。みんな異常にテンションが上がりサラダパンと一緒に集合写真。この後ヒデちゃん曰く「アホなラグビー部員だと食前に3本ぐらい食べてしまう」ぐらい美味しいとの名言が飛び出しました。その後、彦根市内をサラダパンを探し奔走したのは言うまでも無く、しかし大手スーパーでは売っておらず買うことは出来ませんでした、残念無念。


今回企画運営をして頂きました3.11を忘れない関西クロスの仲間たち(関係者有志)の皆様およびバックアップの関西シクロクロス実行委員会の皆様、このような支援イベントを企画運営して頂きまして本当にありがとうございました。復興支援イベントとしてはもちろんの事、シクロクロスをはじめて参加するのにも最適なイベントだと思いました。今後も毎年3.11に一番近い日曜日にこのようなイベントが続いていきますように応援をしていきたいと思います。

参加された皆様お疲れ様でした。
太鼓のヒデちゃん応援に車出し、大村号を貸してくれた大村君、ありがとうございました。
さぁ今週末3月18日はFSCXフリースタイルシクロクロスです。遂にクロスシーズン千秋楽、楽しんでいきましょう♪



今回の写真提供
CRCオフィシャルカメラマンの前川氏Flickr
巨匠佐野大先生のお友達から使わせていただいた写真でCRCを抜粋してFlickrにあげました。
そのほかの写真も上記リンクよりフリッカーにて確認できますので、お楽しみください。

2 件のコメント:

  1. 3.11メモリアルシクロクロスに参加ありがとうございました。皆さんの暖かい気持ちが伝わってきて、とても意義のある大会にできました。コースもド平坦かと思いきや、泥区間も絶妙で楽しかったですね。
    太鼓持って行ってたのですが、ハナムラ氏が遠くで叩いてはったのと、こちらも60分、120分とレースで、叩く暇がなかったので、セッションできなかったのが残念です。
    FSCXにも行けないので、みなさんまた来シーズン楽しく苦しみましょう。

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  2. 巨匠佐野大先生
    コメント頂きまして誠にありがとうございます。メモリアルシクロクロスの発案について本当に素晴らしいイベントだとひしひしと感じました。何事も行動を起こすことが大変だとは思いますが、このようなイベントを立案され有志のメンバーを集めれたのも巨匠の人徳の成すところかと思います。コース設定も非常に楽しく気持ちの良いクロスコースで目一杯楽しませていただきました。運営にレースにと多忙を極め、お疲れ様でした。ハナムラ氏も楽しく太鼓を叩いておりましたし「来年はセッションするんだ」と意気込んでいましたので関西でまた聞けるかと思うとワクワクします。来シーズンもCRC総動員で関西にメモリアルクロスにと参加させていただきますので、今後ともよろしくお願い致します。

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